イエス・キリスト

キリストは乙女、マリアから生まれ、30歳ごろから公生涯(伝道の生涯)に入り、約3年半後に十字架につけられました。三日後に復活し天に引き上げられました。

マリアは大天使ガブリエルから救い主を生むと啓示を受け、やがて妊娠します。当時のユダヤでは未婚の女性が妊娠すると石打で殺されました。マリアを守った者は夫となるヨセフでした。なぜ、マリアが救い主を身ごもったかの詳細は記録されていません。マリアの血統とヨセフの血統がよかったのはありますが、例えばマリアは高貴な生まれで、律法を守り、信仰深かった、などという記録はありません。おそらくマリアもヨセフも当時の若者としては、「ふつう」ではなかったかと思います。

しかも聖書には救い主はどこで生まれたかの記録もありません。飼い葉おけに寝かされていたという記録から、馬小屋で生まれたと言われていますが、最近の研究では洞窟の可能性もあります。ユダヤ人の王として生まれたキリストは、出生日不明、場所も不明、血統も高貴ではない・・・考えてみれば王として生まれる方にしては不思議です。

これはキリストの人格の比喩です。キリストは「普通の人」ということです。人の心は聖くはなく、また汚い洞窟のような暗い面もあります。キリストはこのような人の心に、ひっそりと訪れてくださり、見守り、心を開くと人生を導かれます。

聖書によると十字架上の死は人類の罪を赦すため、復活はキリスト自身が神であること、栄光の体を持つことの証明です。

 

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