終わりよければ・・・

今日は大みそか。一年の終わりの日ですが・・・終わりよければすべてよし、ということわざがあります。これは「物事は結末がもっとも大事であり、途中の過程は問題にならない」ということでしょう。一年の終わり、様々な想いが心に浮かんでは消え、来年はどのようにしようと考えるものです。私は良い面を見るようにしていますが、常にそうできるかと言えば、そうではありません。ただ、良い面を見ていると希望が見えてきます。すべてのことには良い面、悪い面があるでしょうが、どちらを見るかで人生の方向も変わってくるでしょう。人生は方向が大切であり、結果は重要ではありません。

いまでも亡き妻のことを考えます。もっと優しくしてやればよかった、もっと話を聞いてやればよかった、もっと二人で出かければよかった・・・やろうと思ったら出来たのに、やろうと思ったら出来たことをやらなかった、という思いが私を苦しめてきました。妻を亡くした良い面とは・・・そんなことは考えられません。考えられるはずもありません。良い面を見出すことなどできません。できることがあるならそれは・・・妻の死を受け入れる考え方を身に着けること、だけです。それが輪廻転生でした。妻の死はただただ悲しく、寂しく、後悔の想いが私を苦しめ続けます。彼女の人生の終わりは良かったのか、私には不憫に思えます、可哀想です、私の至らなさの結果と思うとやるせません。すべての人に終わりが来ます。そのとき良かったと思えるような生き方ができれば、それで十分ではないでしょうか。たとえ何も成し遂げてなくても・・・あなたがそばにいてくれるだけで。

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